最小限のルールは、紅が先手で双方が一手ずつ交互に指し、一手で味方の駒を一枚だけ動かすことです。相手駒の交点へ動けばその駒を取り、どの局面でも自分の将/帥を攻撃されたままにできません。目的は相手の駒をすべて取ることではなく、相手が将/帥を守れない状態にすることです。

盤、河界、九宮

盤は縦9本、横10本の線で構成され、90か所の交点に駒を置きます。駒はマスの中ではなく線の交点に置きます。中央の空白帯が楚河漢界で、相/象と兵/卒の行動範囲を制限します。車、馬、砲、将/帥、士/仕はそれぞれの規則に従います。

双方の最下段中央には斜線で示された3×3の九宮があります。紅の九宮には帥と仕、黒の九宮には将と士が属し、これらの駒は自陣の九宮から出られません。

初期配置

紅を下、黒を上に置きます。双方の最下段は左から車、馬、相/象、仕/士、帥/将、仕/士、相/象、馬、車の順です。二枚の砲は最下段から二段前、左右の端から二筋目に置き、五枚の兵/卒はその一段前に一筋おきに並べます。

紅が先手です。標準対局にサイコロ、先手争い、一度に二枚動かす手順はありません。一手を指せば相手番になり、詰み、ステイルメイト、投了、引き分けのいずれかで終局します。

一手は次の四条件を同時に満たす必要があります。

  1. 方向、距離、活動区域がその駒の規則に合っている。
  2. 経路上の駒を、本来飛び越せない駒が越えていない。
  3. 移動先に味方駒がなく、相手駒がある場合はその駒の取り方に従っている。
  4. 着手後に自分の将/帥が攻撃されず、将と帥が障害物のない同じ縦線上で向かい合わない。

駒の動きだけを見て到達できても、合法とは限りません。車が離れると帥が露出するなら動けず、馬の目的地が空いていても馬の脚が塞がっていれば進めません。

馬の脚、象眼、砲台、将帥の対面シャンチーで特に間違えやすい四つの経路制限を示した簡略図です。馬の脚が塞がる馬駒象眼が塞がる相駒砲は一枚越しに取る炮台車将と帥は対面不可將帥
頻出する四つの確認点です。馬の脚と象眼を調べ、砲台を数え、駒を動かした後に将と帥が向かい合わないか確認します。

将/帥の動き

将/帥は上下左右に一交点だけ動き、斜めには進めません。常に自陣の九宮内にとどまり、相手の利きへ入る手や、相手の将/帥と同じ空いた縦線上で向かい合う手は指せません。

将帥の対面はシャンチー固有の制限です。両者の間に駒が一枚もなければ局面は不合法です。間に一枚だけある駒は、別の遮蔽物が残るか、その手で相手将帥への脅威を解決しない限り動けません。

士/仕の動き

士/仕は九宮内の到達可能な五点を斜めに一交点ずつ動きます。直進も九宮外への移動もできません。車砲の線を遮り、将/帥を守り、九宮内の要点を制御します。

相/象の動き

相/象は斜めにちょうど二交点動きます。途中の交点を象眼と呼び、そこに駒があれば動けません。楚河漢界を越えられず、自陣側だけで活動します。

駒取りも同じ動きです。目的地の相手駒は取れますが、河を越えず、象眼が空き、自分の将/帥を露出しないことが必要です。

馬の動きと馬の脚

馬はまず縦横に一交点進み、そこから外側へ斜めに一交点進みます。チェスのナイトと違い、起点に隣接する最初の一歩を飛び越せません。上側二つの目的地なら真上、右側二つなら真右の馬の脚を確認します。

目的地だけで判断せず、馬の脚、盤外、味方駒の有無を順に見て、最後に馬が離れても自分の将/帥が安全か確認します。

車の動き

車は縦横に何交点でも動けますが、駒を飛び越せません。経路上の最初の駒が味方なら手前で止まり、相手ならその交点で取れますが、その先へは進めません。

よくある誤りは出発点にあります。車が砲線や車線、将帥の対面を遮っている場合があるため、離れた後に何が開くかを確認します。

砲の動きと駒取り

駒を取らない砲は車と同じく縦横に動き、途中の駒を越えません。駒を取るときだけ、砲と標的の間に砲台となる駒がちょうど一枚必要です。砲はその一枚を越え、その先で最初に出会う相手駒を取ります。

砲台は紅黒どちらの駒でも構いません。間が空なら取れず、二枚以上あっても取れません。砲台自体は残り、その先の標的だけが盤から除かれます。

兵/卒の動き

紅兵は上、黒卒は下へ進みます。河を越える前は前方へ一交点、越えた後は前方または左右へ一交点動けます。後退も斜め移動もできません。

兵/卒は通常の動きと同じ方向で駒を取ります。チェスのポーンのような斜め取りはなく、河を越えて増えるのは左右二方向だけで、一手の距離は変わりません。

王手、応手、詰み

次の手で相手の将/帥を取れる攻撃が王手です。王手を受けた側は直ちに解消し、別の駒を取ったり元の攻撃を続けたりできません。

応手は四種類です。

  1. 逃げる:将/帥を攻撃されない九宮内の点へ移す。
  2. 取る:王手をかけた駒を取る。
  3. 合駒:車、砲、将帥対面の攻撃線に駒を挟む。
  4. 関係を切る:砲台を動かす、または王手をかける馬の脚を塞ぐ。

応手後も将/帥がいずれかの相手駒に攻撃されるなら不合法です。すべての応手が失敗すれば詰みとなり、直ちに終局します。

ステイルメイトも負け

手番側の将/帥が王手を受けていなくても、合法手が一つもなければステイルメイトとなり、その側の負けです。ステイルメイトを引き分けとするチェスとは異なります。

当サイトの反復、連続王手、連続追跡、引き分け

当サイトはアジアルールで反復を自動判定し、中国競技規則の「殺」や審判による保留判定を個別には採用しません。同じ手番を含む同一局面が三回現れたとき、循環内の王手と、守りのない同種交換ではない駒への追跡を攻撃手、それ以外を待機手として判定します。

一方だけが循環内の毎手で攻撃を続けた場合、その側の負けです。連続王手と連続追跡は同じ基準です。双方が毎手攻撃した場合、またはいずれかに待機手が含まれる場合は引き分けです。駒取りなしで60回の完全な手番が続いた場合、双方に車、馬、砲、兵/卒がない場合も自動引き分けです。

オンライン対局では引き分けを提案し、相手が承諾すれば終局します。投了すれば相手の勝ちです。交換価値や審判例の細部は扱わず、盤上ではこの自動判定を適用します。

よくある反則手

  • 馬の脚が塞がっているのに、馬を目的地へ動かす。
  • 象眼に駒があるのに相/象を斜め二交点動かす、または河を越えさせる。
  • 砲台がない、二枚以上ある、または砲台の先で最初の相手駒ではない標的を砲で取る。
  • 将/帥や士/仕を九宮外へ動かす、兵/卒を後退または斜め移動させる。
  • 攻撃線を遮っていた駒を動かし、自分の将/帥を車、砲、相手将帥にさらす。
  • 王手を受けているのに、王手を解消しない手を指す。

最初の一局の始め方

  1. 紅を下、黒を上に置き、紅が先手であることを確認します。
  2. 駒を選ぶ前に手番を見て、その駒の動きと経路を確認します。
  3. 着手前に、自分の将/帥が安全か、将帥が向かい合わないかを問います。
  4. 相手の着手後は王手、攻撃されている駒、自分の計画の順に確認します。
  5. 馬の脚、象眼、砲台、九宮に迷ったら、該当する規則へ戻ります。

着手前の四段階チェック

  1. 将帥の安全を最初に確認し、王手中はそれを解消する手だけを考えます。
  2. 選んだ駒の動き、経路、目的地を確認し、特に馬の脚、象眼、砲台を見ます。
  3. 出発点を調べ、駒が離れることで将帥が露出しないか、対面や無根駒が生じないか確認します。
  4. 相手の次の一手として、即時の王手、大駒取り、両取りがないかを確認します。

よくある質問

王手は相手に告げる必要がありますか?

友好対局で「王手」と声をかけると初心者には親切ですが、合法性は宣言に左右されません。将/帥が攻撃されていれば必ず応手し、宣言がなかったことを理由に別の手は指せません。

自分から将/帥を取らせる手は指せますか?

指せません。自分の将/帥を攻撃されたままにする、攻撃点へ動かす、相手将帥と対面させる手はすべて反則です。対局を終えるなら投了し、反則手で代用しません。

砲は味方駒を砲台にして取れますか?

取れます。砲台の所属は問いませんが、砲と標的の間は必ず一枚だけで、標的はその先で最初に現れる相手駒でなければなりません。

河を越えた兵/卒は横へ何交点動けますか?

一手につき一交点のままです。河を越えると左右が選択肢に加わるだけで、横へ何交点も進んだり後退したりはできません。

王手でなくても合法手がなければ引き分けですか?

引き分けではありません。シャンチーでは合法手のない側がステイルメイトで負けとなり、当サイトも同じ判定です。

当サイトの規則はすべての公式大会と同じですか?

駒の動き、詰み、ステイルメイトは中国規則・アジアルールと同じです。循環はアジアルールで自動判定し、一方だけの連続攻撃は負け、双方の攻撃または待機手を含む循環は引き分けです。中国競技規則を使う大会では一部の追跡や保留判定が異なる場合があります。

根拠と確認範囲

駒の動き、王手、応手、詰み、ステイルメイトは、中国象棋協会『象棋競賽規則(2020版)』第1章第1〜4条に対応します。オンライン目次を参照できます。反復はアジアルールに従い、60回の無捕獲と双方に車馬砲兵がない場合の引き分けは当サイトが自動判定します。

内容確認:駒の動きは当サイトの合法手生成処理と、終局条件は現在の対局判定処理と照合しています。最終確認日:。

実際の局面で規則を試すなら AI対局 を低い強度から始め、序盤の連携や戦術判断まで学ぶなら シャンチー実戦攻略へ進んでください。